challenge
サボテンでやってみた
サボテン調味料選手権
~エスニック&スパイシー編~
この企画では、サボテン料理の可能性をもっと広げていくために、どんな調味料が合うのかを検証していきます!2回目の今回はエスニック&スパイシー編!グローバルな調味料たちがエントリーです!
(左上から)サテソース、タヒン、ヤンニョムソース、
(左下から)カレールー(中辛)、カレー粉、ナンプラー
まずは、カレー以外のなじみのうすい世界の調味料をご紹介。
サテソース
東南アジアで広く食べられる串焼き料理「サテ」のソース。ピーナッツにタマリンド(タイやインドで定番の甘酸っぱいフルーツ)などを合わせた甘辛ソース。
タヒン
チリペッパーからできたメキシコの香辛料。チリ、ライム、塩からなるシーズニングパウダーです。メキシコ人はなんにでもかけて食べるとか。
ヤンニョムソース
韓国料理ヤンニョムチキンのソース。コチュジャン、ニンニク、砂糖やその他香辛料からなる甘辛のソース
ナンプラー
タイの魚醤。カタクチイワシなどの魚介類を塩に漬け込んで発酵熟成させた、タイの代表的調味料。日本の醤油的存在。
メキシコが本場のサボテン、
ワールドワイドな調味料との相性は……
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サテソース
やさしい辛さで酸味が残ります。ピーナッツのコクからか、深みがある味わい。タマリンドの酸味はサボテンの酸味の相性がいいのか、後味もさっぱり。
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タヒン
タヒン自体の酸味が強く(原料のライムの酸味かな?)、食べた瞬間酸っぱさが強いが、後追いでスパイス感がくるのが面白い味わい。サボテンの酸味と相性もよく、異国のスパイシーさを手軽に味わえます。
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ヤンニョムソース
甘辛で旨辛。コチュジャンやニンニクの旨味が強いのか、酸味は感じなくなりますが、濃い味ながらサボテンの水分でさっぱりいただける。本家のヤンニョムチキンの付け合わせにサボテンがいてもいいかも。
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カレールー(中辛)
カレーの安定した美味しさと万能性を実感。カレーと一緒にサボテンも煮込んだらもっと美味しそう。サボテンの酸味とカレーがケンカしないので、サボテンを付け合わせのピクルスにするのもいいかも。
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カレー粉
不思議と苦味が強くなる。辛くて苦いけど、ちょっと病みつきになる大人の味。カレールーとは全然違った感覚で楽しめます。え、この味なに?と気になってまた食べたくなります (笑)
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ナンプラー
編集部でも好みが分かれる結果に。好きな人には強く刺さるようなので、ナンプラー好きはぜひ試してみて!ナンプラーが苦手な人には魚の生臭さを感じてしまうかも。
編集部の完全主観ランキングでは、1位 カレールー、2位 ヤンニョムソース、3位 サテソース 特別賞にカレー粉 となりました。
カレールーは圧倒的な王道感があり、1位にするのを少し躊躇いましたが、どんな人にもサボテンを美味しく食べてもらいやすいなと。2位のヤンニョム、3位のサテソースは異国感全開ながらも、酸味の感じ方などそれぞれ違ったテイストを楽しんでいただけると思います。そして、想像の斜め上へいったカレー粉は、新たな世界を開拓した栄誉で特別賞となりました。
また、サテ、タヒン、ヤンニョムは市販で売られているものでも、日本人好みに調整していたりメーカーによって入っているものが少しずつ違うようです。試してみる際は、原材料なども注目してみるといいかもしれません。
ぜひ、みなさんもサボテンでいろんな国の味に触れてみてくださいね!