Taiyo-no-ha
太陽の葉について
\サボコがご案内!/
夏のサボテン畑ツアー
ようこそ。太陽の葉を栽培しているサボテン畑へ。
今回は、太陽の葉がどんな場所でどのように栽培されているのか、
ご紹介したいと思います!
さっそく、サボテン畑ツアースタート!
場所は、春日井駅から車を15分ほど走らせた山の中。だんだんと細くなっていく道を進んでいき、木々の間を通り抜けると、いっぱいのサボテンが迎えてくれます!新緑の山々に囲まれ、すくすくと育っていますね。
温度管理がしやすいことから、サボテンはハウス栽培が盛んですが、太陽の葉はめずらしい露地栽培です。その理由は、太陽の光を燦々と浴びた、栄養満点の野菜に育ってほしいという想いがあるから。できるだけ自然に近い状態で育てています。
開墾からスタートした畑作り
太陽の葉は、ここ春日井と小牧の2カ所で育てていますが、春日井にある畑は、今から5〜6年前に小牧で育てているサボテンを移植してはじめたものです。(小牧の畑ツアーは、またの機会に……) 使われなくなり荒れてしまっていた畑を、開墾するところからのスタートでしたが、サボテンを植えられる環境にするまでが大変でした。少しずつ倒木を片付けて、生い茂る草を刈り、それが終わったら土づくりです。野菜作りはまず土づくりから。おいしいサボテンに育つように、土の状態を整え、畝を作りました。今も毎日試行錯誤しながら、畑の状態に気を配っています。
はじめはこのような状態で、雑草がかなり生い茂っていました!
ちなみに春日井の畑は7つに分かれていますが、手前と奥で名前がつけられています。
(畑の持ち主だった方のお孫さんの名前と生産者の愛猫の名前です)
サボテンの根本が、木のように固くなっている!?
サボテンの苗も、だんだん大きく成長してきました。手前の畑のサボテンなどは、もう9歳くらいの古株です。根本あたりが木化して木のように硬くなってきていますね。
木化すると、光合成できる部分が最小限になり、必要以上に水分が逃げないようになるので、より大きく育っていくんですよ。なかには2メートルを越えるものも。1年間で3段分くらい伸びているのではないでしょうか。切る(=サボテンを収穫する)と、さらに伸びていく感覚があります。
夏の新芽は、皮が柔らかいのでそのままでも食べられます。
この、一際明るい色をしているものが新芽です。触るとわかりますが、夏の新芽は皮が柔らかくてみずみずしいです。皮がついたままでも食べられるんですよ。ちなみに、みなさまにお届けしている部分は、じつはサボテンの葉ではなく茎だということはご存知でしたか?トゲの上に小さな葉をつけるのですが、その葉が取れてトゲだけになったときが新芽の収穫目安です。
横に実もついていますね。植えてから時間が経ったサボテンにつくものなので、栽培をはじめて10年が経ってようやく見かけるようになりました。もう少し熟してから食べると甘くておいしいです。細かい種がたくさん入っていて、キウイのような食感でした。
最後にこちらをご覧ください。虫に食べられてあいた穴です。化成肥料を一切使わず育てているので、青虫などに食べられてしまうことが多いです。安全な証でもあるんですけどね。
新芽が生えたばかりの柔らかいときに食べられるので、サボテンと一緒に穴も成長して、ぽっかりと大きな穴があいたようになるんですよ。
一通り畑をご案内しましたが、いかがでしたか?
夏の畑はとても暑いのですが、サボテンたちは風に揺られて気持ち良さそうです。そういえば、ウチワサボテンの名前は「うちわ」のような平べったい楕円の形状であることに由来しているんですよ。江戸時代に海外から入ってきていたとされていますが、当時のネーミングセンスが光っていますよね。
サボテンについて、太陽の葉について、もっと知っていただけたらうれしいです。
ツアーへのご参加、ありがとうございました!