Trivia
サボテン豆知識
「新じゃが」ならぬ、「新サボ」?
〜新芽と若芽〜
じゃがいものに「新じゃが」があるように、サボテンにも「新サボ」があります。それはその年に新しく出た芽である「新芽」です。
ウチワサボテンはうちわ型の茎から、ニョキッと新しい芽が出てきて大きくなっていきます。(太陽の葉という名前ですがじつは茎なんです)
夏頃にかわいい芽が次々と顔を出し始め、柔らかい状態で収穫したものが「新芽」、新芽を丁寧に管理しながら肉厚に成長させたものが「若芽」として出荷されています。
新芽:皮は薄く柔らかいため、皮がついたままでも食べられますが、気になる方は剥いてください。棘と棘座は取ってください。棘は柔らかく、ピーラーで簡単に剥けます。
若芽:若芽の棘は時間が経つと自然に抜け落ちていきます。目に見えない細かい棘にご注意ください。皮は剥いて食べるのがおすすめです。
新芽でクッキング
新芽は新緑が鮮やかなので、色味を活かした料理がおすすめ。卵料理やトマト系の料理と合わせると黄色や赤と緑のコントラストが綺麗です。写真のようにミキサーにかけても色が沈むことがありません。煮込み料理では煮込みすぎると色が悪くなるので、最後に入れましょう。新芽は柔らかいのでさっと茹でくらいでもOKです。
サボテン料理のコツ
食べるサボテンは食物繊維がとっても豊富。新芽から若芽へと成長するにつれて、繊維質もしっかりしていきます。体に良い食物繊維ですが、舌触りが気になるなという場合には「繊維を断つ」切り方がおすすめ。図のように繊維に対して垂直に切ると口に食物繊維が残りづらくなりますよ。